プロ野球球団のオーナー企業にはどんなメリット・デメリットがある?

球場

プロ野球球団には、ジャイアンツの読売新聞グループや、マリーンズのロッテホールディングスなど、オーナー企業が存在します。そんなプロ野球球団のオーナー企業にはメリット、デメリットが存在します!

最大のメリットと言えるのが宣伝効果です。
プロ野球は交流戦を含むレギュラーシーズンが年間143試合、クライマックスシリーズや日本シリーズに進出すればそれ以上に試合を行うことになります。地上波やCS放送などでの試合のテレビ放送による宣伝効果や、スポーツニュースでの結果速報で名前を呼ばれる、さらにラジオやスポーツ新聞などの媒体に掲載されるということを合わせると、1試合で多くの宣伝効果が見込め、それが原則最低143試合あるという大きなメリットがあります。

さらに、プロ野球球団のオーナー企業が、球団に対して支出した広告宣伝費などを経費として申告できるという点も大きなメリットの1つです。

しかしその一方で、プロ野球球団を持つという事のデメリットも存在します。それは、巨額の赤字を抱えてしまうケースがあるという点です。
多くのプロ野球球団は、単独では赤字を出していることがほとんどで、特に長年優勝戦線に絡まいなどの理由で集客につながらないと、その赤字額はどんどんと膨れ上がってきます。

そうなると、先述の宣伝効果があったとしても、採算が取れなくなり最悪の場合球団を手放さなければならないかもしれません。
そのため、各チームは勝利のための戦力補強や、観戦に来てくれるお客さんの満足度を高め、リピーターになってもらうための努力を欠かさないようにしているのです。