プロ野球を楽しむなら早熟の選手と遅咲きの選手の違いを理解しましょう

年間の試合数が130を超えており、国内の様々なエリアで試合を開催しているプロ野球は、多くの人々が楽しめる娯楽となっています。現地での観戦は迫力を感じられるベストな方法ですが、テレビやラジオ、インターネットなどを利用すれば、色々な場所で試合や順位、選手の個人成績などの情報を入手できます。プロ野球をより楽しむためのポイントは、早熟の選手と遅咲きの選手の違いを理解することです。早熟の選手はプロ入りする前から野球観やプレイスタイルがかなり完成しているため、早い段階で活躍が望めます。

一方で遅咲きの選手は、期待されながらも目立った成績を残せなかったり、継続して活躍できなかったりなどのタイプを意味しています。早熟の選手は入団後、1年目や2年目から1軍で試合に出場するケースが多いので、長期間に亘って活躍する姿を目撃できます。遅咲きの選手は2軍で過ごす時間が長く、1軍に昇格してレギュラーに定着する頃には20代後半や30代に入っていることは珍しくないです。

しかし、遅咲きだったとしても、そこから30代後半や40代と長く活躍する選手は出ていますし、限られた野球選手しか残せない偉大な記録を作る選手もいます。早熟の選手と遅咲きの選手はどちらにも魅力があるので、両方を応援することでプロ野球を満喫できます。好きなチームの選手を応援する人は多いでしょうが、他チームの選手にも興味を持った方が、チェックする情報が多くなり、楽しい時間が長くなります。

 

裏方としてプロ野球を支えるブルペン捕手とバッティングピッチャーとは

多くのスター選手が活躍するプロ野球界。活躍の裏には、選手たちを陰から支える裏方の存在があります。裏方の仕事の一つがブルペン捕手です。

ブルペンで投手が投げるボールをキャッチャーとして受け止めるポジションであり、引退後の選手が務めることが多いです。一球団当たり4~5人程、選手ではなくスタッフとして雇われていますが、中には選手として現役復帰したケースも存在します。ブルペン捕手は、1日に200~300球も受けますが、全力投球のボールを受け続けるため手の平が腫れてしまうこともある重労働です。投手が気持ちよく投げられるようになることが大切な役割であり、受けるときには「パンッ」と音を鳴らして捕るなどの工夫をしています。ひたすらボールを受け続けることから壁と揶揄されることもありますが、投球練習を支える欠かせない仕事です。

また、バッティングピッチャーとは、バッターの打撃練習の際に球を投げるピッチャーのことです。ブルペン捕手と同様に引退後の選手が務めることが多い裏方の仕事です。通常ピッチャーは打たれにくい球を投げますが、バッティングピッチャーはバッターが打ちやすい球を投げるという違いがあります。ピッチングマシンを使って練習することもありますが、人間が投げる球の方がより実践的な練習となるので需要も高く、一球団に10人前後在籍しています。多い人では1日に300球以上も投げることがある肉体的な負担も重い仕事ですが、バッターの活躍には欠かせない役割を担っています。