プロ野球選手を多数輩出した社会人名門チームと大学名門チーム
プロ野球選手を輩出することは、その選手が所属する企業チームや大学チームにとってとても名誉なことであります。何故ならそのチームには良い選手だけでなく、良い指導者がいて良い環境の下で選手の才能を開花させているイメージを持たれるからです。プロ野球では選手を各チームに振り分けるために行うドラフト会議が例年秋に行われていますが、そこで選ばれた選手の所属チームも公表されます。ドラフト会議に指名される選手を多く輩出する企業チームや大学チームは、名門チームと言っても良いでしょう。ここでは2007年から2016年の10年間のドラフト会議において、指名選手を多く輩出した名門チームについて紹介します。
まず企業チームでは、JR東日本が挙げられます。JR東日本の野球部創部は1920年と歴史がありますが、注目されるようになったのは21世紀入ってからでした。2011年に都市対抗野球で優勝し、12、13年も準優勝するなど名門チームへと成長しました。2007~2016年の10年間でドラフト指名された選手は14名もいて、チームの中心として活躍する選手もいます。
続いて大学チームでは、早稲田大学と明治大学があります。両大学とも東京六大学野球の名門チームであり、全国の高校球児が憧れる舞台でもあります。そのため全国から優秀な選手が集まりやすく、数多くのプロ野球選手を輩出しています。2007~2016年の10年間では両大学が強さを見せています。2007~2016年の10年間で、両大学ともに14名のドラフト選手を送り出しています。
このようにドラフト選手を多く出している名門チームが、アマチュア野球を引っ張っている存在でもあるのです。